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Genitourinary Cancer Today 2022 No.2
第109回日本泌尿器科学会総会

更新日:2022年3月15日
dr.oya2
​監修

慶應義塾大学 泌尿器科
教授 大家 基嗣先生

第109回日本泌尿器科学会総会を2021年12月7日(火)〜 10日(金)にパシフィコ横浜にて開催した。会期中は感染者数の大幅な減少が持続していた時期であり、予定通り現地開催に踏み切り、4,571名の現地でのご参加を頂き、成功裡に終了した。
コロナ禍のこの約2年間に泌尿器がんに対する診療が大きく進歩している。知識として知っていることと臨床の現場で実践することにはギャップがあり、その間を埋めるのが学会での議論ではないだろうか。
腎細胞がん薬物治療の急速な進歩と手術適応とのバランス、前立腺がんの新規ホルモン治療薬の早期での適応の可否、日本人でのDNA修復遺伝子変異の頻度、尿路上皮がんでの免疫チェックポイント阻害薬の意義と抗体複合薬への期待。
今回取り上げたトピックスが発表されたシンポジウムでは全て立ち見が出るほど盛況であった。参加者の関心の深さと、やっとリアルで学会に参加できたことの安堵と高揚感を反映していたと思う。
充実した議論と新しい知見を身につけて現場に持ち帰られたのではないかと思う。
会長としてとても嬉しく、皆様に深く感謝申し上げる。
会長講演「泌尿器科の世界観―比類なき専門性と多様性―」
大家 基嗣氏(慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室)
SY29-1
nmCRPC治療の意義

木村 高弘氏(東京慈恵会医科大学 泌尿器科)
SY30-3 
mCRPCに対する化学療法の役割

永田 政義氏(順天堂大学大学院医学研究科 泌尿器外科学)
LB02-04    
リアルワールドにおける転移性去勢抵抗性前立腺癌患者の相同組換え修復関連遺伝子変異保有率及び予後に関する国内多施設共同観察研究:ZENSHIN Study

上村 博司氏(横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科)

SY16-2
進行性腎細胞癌に対するチロシンキナーゼ阻害薬+免疫チェックポイント阻害薬併用療法後の治療戦略

水野 隆一氏(慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室)

SY17-3
腎細胞癌の手術と薬物療法:どちらを優先するか? Upfront Cytoreductive nephrectomyを優先

近藤 恒徳氏(東京女子医科大学附属足立医療センター 泌尿器科)
LB02-03
進行性腎細胞がんの一次治療としてレンバチニブ+ペムブロリズマブまたはエベロリムスとスニチニブを比較検討した第Ⅲ相CLEAR試験の日本人集団の解析

江藤 正俊氏(九州大学大学院医学研究院 泌尿器科学分野)
SY32-2
抗体複合薬は進行尿路上皮癌の治療を変えるか―長いトンネルを抜けて―

榎田 英樹氏(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 腫瘍学講座 泌尿器科学分野)
SY32-3
転移性尿路上皮がん治療における免疫チェックポイント阻害薬の新展開
菊地 栄次氏(聖マリアンナ医科大学 腎泌尿器外科)
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