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Genitourinary Cancer Today 2022 No.5
APCCC 2022

更新日:2022年11月14日
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​監修

東邦大学医療センター佐倉病院 泌尿器科
教授

鈴木 啓悦先生

前立腺がん診療に関する新たなエビデンスの蓄積は急速であり、治療選択肢が広がる一方で、前立腺がんは臨床的・病理学的さらに分子生物学的に非常に不均一性の高い患者集団であることから課題も多く、患者ごとの個別化した医療が求められている。

2015年から2年に一度奇数年に、スイスで開催されているAPCCCは、前立腺がん診療についてのコンセンサス形成のための国際会議である。泌尿器科医のみならず、前立腺がんに関与する多職種の専門家が世界中から集まって、主要なテーマについてvotingや討論などを行う。世界的なCOVID-19の蔓延もあり、4回目のAPCCCは変則的に、2021年10月9日に7時間のみの完全WEB開催で、3テーマのみに絞ってvotingなどを行った。

そして5回目にあたるAPCCCが、2022年4月28日~30日の2日半、スイス・ルガーノをメイン会場に、ハイブリッド開催された。7つのテーマ(①ハイリスク限局がん、②生化学的再発、③転移性ホルモン感受性前立腺がん、④非転移性去勢抵抗性前立腺がん、⑤進行性前立腺がんにおけるライフスタイルと合併症予防、⑥転移性去勢抵抗性前立腺がん、⑦オリゴ転移前立腺がん)に関して、従来通り、講演・討論などの後にpanel votingが行われた。本特集では、3つのテーマを取り上げて解説した。今回も、PSMAに関する話題やPrecision Oncologyなど、前立腺がん診療の目覚ましい進歩が感じられた。これら世界の潮流を、日本の日常臨床にどうフィードバックしていくか皆様と一緒に考えていきたい。

セッション3:転移性ホルモン感受性前立腺がんの疾患管理
Session3: Management of metastatic hormone-sensitive prostate cancer (mHSPC)

転移性ホルモン感受性前立腺がんにおける治療強化戦略:3剤併用など
Treatment intensification strategies in mHSPC: Triplets and more
Christopher Sweeney氏(Dana-Farber Cancer Institute)

セッション6:転移性去勢抵抗性前立腺がんの疾患管理
Session6: Management of metastatic CRPC

転移性去勢抵抗性前立腺がんにおける最適な治療シークエンス
Optimal Treatment Sequencing in Metastatic Castration Resistant Prostate Cancer
Maha Hussain氏(Northwestern University)
ディベート:転移性去勢抵抗性前立腺がんにおけるPARP阻害薬
Debate: PARP Inhibitors in mCRPC
Noel Clarke氏(University of Manchester)
Johann de Bono氏(The Institute of Cancer Research and Royal Marsden Hospital)
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